ネルマットレスを1年以上使ってきた私がレビューします。
この記事では次の内容について書きました。
- メリット
- デメリット
- 長期間使って耐久性・カビはどうなのか
- ベッドフレーム等の設置に関すること
購入を検討している方は、参考にしてもらえると嬉しいです。
ネルマットレスを使った口コミ・評判
導入理由
私がネルマットレスを導入した理由は、次のように長年使ったベッドの寝心地が悪くなったからです。
- 体が沈みすぎる
- グラグラと揺れる
- ギシギシ音が鳴り、スプリングの存在が気になる
- 体を支えてくれる感じが足りない
このため、マットレスを交換して寝心地・改善をしようと考えました。
私がNELLマットレスに注目した理由
色んな製品がある中で、ネルマットレスに注目した理由は次の点です。
- 耐久性・通気性に優れたポケットコイルマットレスであること
- コイル数が一般的なマットレスよりも多いこと
- 寝心地を考えて、体の部位ごとにコイルの硬さが違うこと
- 厚みが21㎝もあり、寝心地が良さそうであること
- 120日のお試し期間があり、自分の部屋でじっくり試せること
- 10年間の耐久保証がついていること
マットレスの大きさ・重さなど
今回導入したマットレスのスペックは次の通りです。
商品名 | ネルマットレス セミダブル |
---|---|
大きさ | 縦195×横120×厚さ21㎝ |
重さ | 26.2kg |
コイル数 | 1,479個 |
価格 | 90,000円(税込) |
ネルマットレスには、シングルからキングまで5種類のサイズがあります。
大きさ | 重量 | コイル数 | |
シングル | 95×195×21cm | 19.1kg | 1,173個 |
セミダブル | 120×195×21cm | 23.4kg | 1,479個 |
ダブル | 140×195×21cm | 27.1kg | 1,734個 |
クイーン | 160×195×21cm | 34.0kg | 1,989個 |
キング | 190×195×21cm | 39.7kg | 2,397個 |
実際に使った感想
実際に使ってきた感想の要点をまとめると、次の通りです。
- 仰向きでも横向きでも寝心地が良い
- 体が沈まないので寝返りしやすい
- 表面の数センチはパンのように柔らかい
- 内部は反発力があり、体が沈んだりグラグラすることはない
- 体の出っ張った部分が適度に沈み、他の部分はしっかり支えられている感じ
- 通気性が高く蒸れにくい
- 腰は痛くならない
- 1年以上毎日使ったがヘタレはない。表皮にも目立った痛みもない。
- イヤな臭いは無い
- カビは全く生えない
- ずっしりと重いので、シーツ交換が少し大変
- 文字やロゴが入っていないシンプルなデザインが良い
- ローテーションしても寝心地は変わらない
- 圧縮されて届くので設置時の移動が楽
ネルマットレスは腰痛い?寝心地のレビュー
ネルマットレスの寝心地についてレビューします。良かったら参考にしてください。
腰は痛くありません
ネルマットレスの使用開始から1年以上経ちますが、腰が痛くなったことはありません。
ネルマットレスに変えた直後は体が慣れていないせいか、起床時に軽い違和感(痛みではない)がありました。けれども、数日で違和感は消えました。
寝返りしやすい
以前のマットレスは体が沈みすぎて寝返りがしにくかったのですが、ネルに交換してから寝返りが楽になりました。
ネルマットレスは腰に硬めのポケットコイルを配置して、背中と腰部分の反発力を高めることで寝返りが楽にできるよう工夫されています。
仰向けで寝た寝心地
ネルマットレスは、「肩の部分は柔らかめ」「腰の部分は硬め」と、体の部位によってコイルの硬さを変えています。
このおかげで、かかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨など、仰向けに寝た時に出っ張る部分が適度に沈み、他の部分はしっかり支えられている感じがします。
横向き寝をした寝心地
横向き寝の時も、体の出っ張った部分が程よく沈み、体全体がしっかりと支えられます。
マットレス全体がどっしりと安定しているので、寝姿勢がしっかりと決まり、横向きでもよい寝心地です。
表面は柔らかく中はしっかりしています
ネルマットレスは、ポケットコイル(上の画像③)の上に薄いウレタンと不織布(画像①②④⑤)が重なった構造になっています。
このため、表面は想像していたよりも柔らかく感じました。
表面の数センチはパンのようにソフトな感触がします。
けれでも、その下にあるポケットコイルマットレスが体を支えてくれるので、「体が沈みすぎる」「体がグラグラ揺れる」ことはありません。
硬さは良い意味で普通です
ネルマットレスは「良い意味で普通の硬さ」だと感じました。
表面は柔らかな感触で、内部にあるポケットコイルで体をしっかりと支えてくれます。
柔らかい部分と反発力がある部分が協力して、良い寝心地を作り出しているように感じました。
家族が使う他社製マットレスと「硬さ」を比較すると次の通りになりました。
製品名 | 硬さ |
---|---|
無印良品 高密度ポケットコイルマットレス | ネルマットレスの方が柔らかい |
ニトリ ウレタンマットレス | ネルマットレスの方が硬い |
この結果を踏まえて言えるのは、硬さは相対的なもので
- 「柔らかめのマットレス」を使ってきた人には硬い印象
- 「硬めのマットレス」を使ってきた人には柔らかい印象
を与えるだろうということです。
ですから、硬さについての口コミを読む時は、その人が以前にどんな寝具を使っていたかを確認してから判断すると良いと思います。
また、ネルマットレスには120日のトライアル期間があるので、自宅で硬さを実際に試してみるのも良いと思います。
通気性が高く蒸れにくい
NELLはポケットコイルマットレスなので、通気性が高く蒸れにくい構造になっています。
私はスプリングマットレスからの交換なので通気性が高いことに慣れていますが、今まで布団やウレタンマットレスを利用していた方は蒸れにくさを感じるのではないでしょうか。
ポケットコイルマットレスとは?
コイルスプリング1つひとつを不織布の小さな袋に入れて、全体に敷き詰めたマットレスです。スプリング同士には隙間があるので、通気性に優れています。(上の画像を参照)
イヤな臭いはありません
ネルマットレスは、鼻を近づけると布の臭いはしますがイヤな臭いはしません。
このため、初日からぐっすり眠ることができました。
他社製のウレタンマットレスを購入した際、ツンとするに臭いが強くて長時間換気しなければならないことがありました。
1年以上使ってきた感想
ネルマットレスを1年以上使ってきた感想を追記します。
ちなみに、1年間ローテーション(表裏・前後の入れ替え)を行わずに使用しました。
寝心地の感想
- 1年以上使ってきた今も、スッと眠れる感じがして寝心地に満足しています。
- 首・肩・腰が楽で、腰は痛くなりません。
正直に言うと、「当初感じた寝心地の良さ」に慣れてしまいました。
毎日使っているのに「今でも寝心地に不満がないこと」がネルマットレスの長所だと思います。
マットレス本体の耐久性は高い
- ローテーションせずに1年以上使ってきましたが、ヘタれた感じはありません。
- 毎日使うので、「お尻が当たる部分」が数ミリ凹んできましたが(上の写真参照)、大きな痛みはありません。
- 丈夫なマットレスだと思います。耐久性に関しては満足しています。
表皮も耐久性が高い
- 表皮の耐久性も十分にあると思います。
- 体がこすれる部分に小さな毛玉ができましたが、「ホツレ」「破れ」は全くありません。
デメリット
これはネルに限らず「ポケットコイルマットレス全般のデメリット」と言えますが、ずっしりと重いのでシーツ交換が少し大変です。
今まで、布団やウレタンマットレスを使って来た人には、重く感じるかもしれません。
カビは生えません
1年以上毎日使っていますが、カビは生えていません。
1年使ったのでローテーションしました
1年以上使ったので、長持ちさせるためにローテーションを行いました。
裏返しても、今までとほとんど寝心地が変わらず快適です。
ローテーションとは?
マットレスは同じ箇所ばかりに過重がかかるとヘタってしまいます。これを防止するために定期的に前・後・裏・表を入れ替えることをローテーションと言います。
ネルマットレスは両面仕様なので、裏返しても使うことができます。
このため、ローテーションを行って長持ちさせることができるのです。
外観に関して感じたこと
シンプルなデザインです
外観は、白とグレーのツートンカラーです。
側面に1ヵ所あるタグ以外には、文字やロゴは一切入っていません。
シーツをかけて使っているため普段見えることはないのですが、シンプルなデザインで気に入っています。
上下・表裏はありません
NELLマットレスは、表裏のない両面仕様なので、上下表裏を気にせず使えます。
裏返したり上下を変える「ローテーション」を行うことで長持ちしそうです。
また、縫製もしっかりしてます。
1年以上毎日使ってきましたが、「ほつれ」「破れ」はありません。
座り心地の感想
ソファのような座り心地です
ネルマットレスは、起きている時にベッドに腰掛けることを想定した設計をされています。
マットレスのフチに硬めのコイルが使われているため、グラグラせず安定した状態で座れます。
表面がソフトな感触なので、座り心地はソファに似てます。
ベッドに座ることが多い方は、座面の高さを考えてベッドフレームを選ぶと良いです。
立ち上がりやすいです
ベッドのフチに硬めのコイルが使われているので、マットレスのフチに腰かけて立ち上がる時にグラグラしません。
安定しているので、寝起きの時も立ち上がりやすいです。
ただし、マットレスの四隅は柔らかく感じました。座る時や立ち上げる時は四隅以外で行うのが良いと思います。
使い方・設置方法について気づいたこと
直置きはNG
カビの原因となるため、ネルマットレスを床に直置きするのはNGです。
睡眠中は寝汗をかくため、床に直置きするとマットレスと床の間に湿気がたまります。
この湿気がカビの原因となるのです。
ですからマットレスの下に湿気がたまらないように、「すのこ」「ベッドフレーム」で空中に浮かせて、空気が通るように設置しましょう。
Q.ベッドフレームは何を使えば良いか?
ネルマットレスには、純正のベッドフレームがありません。
このため、フレーム(ベッドベース)の選び方について気づいたことを紹介します。
今まで使ってきたベッドフレームをそのまま使えばOK
私は、今まで使ってきたベッドフレームをそのまま使っています。
今使っているベッドがある人は、それをそのまま使うと良いと思います。
新しくベッドフレームを買うならどんなものがオススメ?
新しくベッドフレーム・すのこを買う場合は、高さ20㎝位ものがオススメです。
なぜなら、ネルマットレスは厚さが21㎝あるので、高さがあるベッドフレームに載せると「眠る位置」がかなり高くなってしまうからです。
ちなみに「眠る位置」の高さは、次のように計算します。
眠る位置の高さ=ベッドフレームの高さ+ネルマットレスの厚さ(21㎝)
例えば、私のベッドの高さは21㎝(上の画像参照)ですが、ネルマットレスを重ねると「眠る位置」の高さは42㎝となります。
これは身長170㎝の私にとって、立ち上がりやすい高さなので快適です。
椅子の座面高は40~42㎝ものものが多いです。
ですから、高さ20㎝位のベッドフレームとネルマットレスを組み合わせることで、椅子の座面高と同じ高さにすることができます。
すのこベッドはどこで買える?
すのこベッドは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどで販売されています。国産メーカーでは源ベッドなどが取扱っています。
Q.上下・裏表・向きはある?
ネルマットレスは、上下・裏表なく使えます。
マットレスは毎日同じ位置で寝ていると、その部分がヘタってきます。
ネルマットレスは、上下・裏表なく使えるので、ローテーションを行ってマットレスを長持ちさせることができます。
Q.シーツ・敷パッドは何を使えば良いか?
ベッドカバーや敷パッドは、メーカーの純正品はありません。
マットレスの大きさは標準的なので、家具屋・ホームセンター等で手に入るシーツや敷パッドが使えます。
ちなみに、私はボックスシーツ・敷パッドは、無印良品の製品を使っています。
⇒ネルマットレスの詳細を見る
開封から設置までを画像で解説
NELLマットレスの開封から設置までを紹介します。
開封前の大きさ・重さ
開封前の大きさ
大きさをイメージしやすいように、今まで使っていたマットレスの上に置いて見ました。
ベッド上の黒い箱が、開封前のNELLマットレスです。
圧縮された状態で届くので、想像していたよりもずっとコンパクトなサイズです。
【梱包状態のNELLマットレス(セミダブル)の大きさ】
- セミダブルの箱サイズ:31cm×31cm×127cm
マットレス本体の重さ
NELLマットレスの各サイズの重さは次の通りです。
本格的なポケットコイルマットレスなので、重量は結構あります。
- シングル:約22.0kg
- セミダブル:約26.2kg
- ダブル:約31.2kg
- クイーン:約35.3kg
- キング:約41.9kg
Q.一人で移動はできる?
大きさに関しては、圧縮された状態で届くので移動時の取り回しは楽です。
重さに関しては、上記のように結構ずっしりとしていますが、セミダブルは男性一人でも2階の部屋へ移動できました。
ダブルサイズ以上はかなり重さがあるので、移動は2人で行った方が良いです。
続いて、マットレス設置の手順を解説します。
NELLマットレス 設置の手順
箱から出す
箱を開けると圧縮されたNELLマットレスが入っています。
テープをはがす
固定テープ(写真の黄色っぽいもの)をはがします。
まっすぐに伸ばす
丸まったマットレスをベッド上でまっすぐに伸ばします。
(真空パックのように圧縮されているので、厚さは約5㎝しかありません。)
ビニール包装を開ける
中身に傷をつけないように、ビニール包装を切ります。
この時、マットレス本体から少し離れた部分にハサミを入れると良いです。
あっという間に膨らみます
ビニール包装にハサミを入れると、プシューと音がしてあっという間に膨らみます。
ちなみに、1分後に厚さを測ると17cm、24時間後には完全に膨らんだ状態の21cmになっていました。
このため、開封した当日から眠れる状態になります。
開封すると、元の小さな状態には戻せません。
必ずマットレスを使う部屋で開封しましょう。
大きくなると別の部屋への移動が大変になります。
敷きパッドとシーツを付ける
汚れを防止するために、敷きパッドとボックスシーツを付けます。
古いマットレスの引き取りサービスはありません
NELLでは、古いマットレスの引き取りサービスは行っていません。
このため、私は古いマットレスは自治体の粗大ゴミ回収に出しました。
⇒ネルマットレスの詳細を見る
まとめ:NELLマットレスを実際に使った口コミ・評判
最後に、ネルマットレスを導入した感じたことをまとめます。
設置に関する感想
ネルマットレスの設置に関して感じたことは次の通りです。
- 圧縮されて届くので設置時の移動が楽
- 重さは結構あるが、セミダブルなら男性一人でも移動可能
- 力に不安がある人は2人で作業した方が良い
- 開封後、すぐに膨らむので設置した当日から使える
- 文字やロゴが入っていないシンプルなデザインが良い
- 古いマットレスの回収は行っていないので、自分で処分する必要がある
寝心地のレビュー
ネルマットレスの寝心地に関して感じたことは次の通りです。
- 硬過ぎず柔らか過ぎずない丁度良い硬さで、寝心地が良い
- 表面の数センチはパンのようにや柔らかい
- 内部は反発力があり、体が沈んだりグラグラすることはない
- 体の出っ張った部分が適度に沈み、他の部分はしっかり支えられる
- 仰向きでも横向きでも寝心地が良い
- 体が沈まないので寝返りしやすい
- 通気性が高く蒸れにくい
- 腰は痛くならない
- 不快な臭いはない(布の臭いはします)
デメリット
私が感じたデメリットは次の通りです。
- 本格的なポケットコイルマットレスなのでずっしりと重い
- シーツ交換が少し大変
1年以上使って感じたこと
ネルマットレスを1年以上使ってきて感じたことは次の通りです。
- 毎日使ってきたがヘタりはほとんどありません
- 表皮にも「破れ」「ほつれ」はありません
- カビは全く生えません
- ローテーションで裏返しても、寝心地がほとんど変わりません
以上です。
ネルマットレスを導入して良かったと思います。
寝心地がかなり良くなったので、「古いマットレスは交換することが大切だ」ということを、改めて実感しました。
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